ヒメシャガ&シャガ
ヒメシャガ |
↑アヤメ科の花の構造は少し変わっています。 模様がついてる3枚は外花被片といってガク片に相当するもので、模様のない3枚が内花被片で花びらに相当します。花の中央に先が裂けたような3個の棒状のものが雌しべです。 また外花被片の中央には、凸状の突起があります。 |
ヒメシャガ 徳島県内でこの植物を自生状態で見られるのはこの山だけです。県内の他の場所では栽培してたくさん咲かせているところもありますが。 この山の花の生育状況は絶滅寸前で、まさに息も絶え絶えといったところです。かつては大群落が広がっていたそうです。原因は環境の変化でしょうか、それとも盗掘によるものでしょうか。 下の写真のシャガは、この山の麓で同じ日に写したものです。ヒメシャガはシャガに比べ名のごとく一回りも二回りも小さく、葉もシャガのような光沢がありません。 林の片隅にひっそりと咲くヒメシャガ。来年も花を咲かせてくれよと言いながら山を下りました。 アヤメ科アヤメ属 撮影日:5月26日 |
準絶滅危惧 | |
徳島県レッドデータブック | 絶滅危惧TA類 |
シャガ |
↑ヒメシャガの群落 4月18日 |
アヤメ科 撮影日:5月26日 |