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キキョウ

キキョウ

キキョウの花の受粉のための仕組み

キキョウ キキョウ
雄しべが雌しべにひっつくように寄り添って花粉を出しています。花粉が雌しべの細かい毛についているのが見えます。茶色く見えるのが雄しべで先の青いのが雌しべ。
 
キキョウ キキョウ
寄り添っていた雌しべを離れ、雄しべが倒れ込んでしまいました。雌しべの花柱にはたくさんの花粉がついたままです。このあとに雌しべの先が5裂しますが、そのときの白い筋がかすかに見える。
 
キキョウ キキョウ
性転換する花
 やがて雌しべの先が裂けて、昆虫が他の花の花粉を運んでくれるのを待ちます。雄しべの花粉を他の花に運んでもらった後、花は雄から雌に性転換し、雌しべの先が開いて、訪れる昆虫から他の花の花粉を受け取る仕組みです。花粉をたくさん受け取れるように細かい毛が密生しています。自家受粉を避け、強い子孫を残すための巧妙な自然の営みです。
 
桔梗。
 ススキの中に咲いていました。この花も草地の減少と採取により、ほとんど自生のものは見られなくなりました。この花を見た後、オミナエシを見るために別の場所に移動しましたが、そこで目にしたのは、せっせとオミナエシを刈り取っている二人連れでした。どこかで切り花にして売るつもりでしょうか。許可を受けて採取しているのか尋ねると、小さな声で「いいえ」と答えて、車で逃げるように走り去っていきました。
 今、こうして草花がどんどん減っています。悲しいことです。いつも思いますが、子や孫の世代になって、「かつてはこの辺にたくさん生えていた。」と言わざるを得ないようなことにならないようにしたいものです。秋の七草の一つです。
キキョウ科キキョウ属。撮影日:8月8日、12日、15日

 
環境省レッドデータブック 絶滅危惧U類
徳島県レッドデータブック 絶滅危惧TB類

 

 
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こうちゃん
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