コブシモドキ
花はコブシよりやや大きく直径約15cm。 花が大きいため、風に吹かれて撮影中に花びらが折れてしまったほどです。 |
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花のアップです。 | |
コブシの近縁種といわれていますが、徳島県には野生のコブシは生育せず、 ほんとうに摩訶不思議な植物です。 |
つぼみ。 | ガク片。 |
コブシモドキ 野生絶滅種。『昭和23年に旧相生町平野の大建谷において植物学者の阿部近一・赤澤時之両氏によって、一個体のみが発見されました。 原木は低木状で枝は地面をはい、土と接した部分から根が出ていたことから「ハイコブシ」の別名もあります。その後も数回にわたって現地調査が行われましたが、現在まで発見に至っていません。』(相生森林美術館の説明文より抜粋)という。 たった一本の木だけが発見され、その後は今に至るも野生のものは発見されていないという貴重な、そして不思議な植物です。発見者が挿し木で栽培していたので絶滅を免れ、現在徳島県内でも数本しか栽培されていないそうです。 徳島県那賀町相生森林美術館にて モクレン科モクレン属 撮影日:3月28日 |
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全体像。花はコブシに比べ少ないようです。 |
野生絶滅 | |
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