ナンカイアオイ
南海葵。 春を待たず、寒い厳寒の頃、花を咲かせます。何とも奇妙なつぼ形の花です。筒口のリングが特長。株の根元に咲いていて、周りの落ち葉を取り除かないと見えません。どうして受粉しているのでしょうか?アリでも呼び寄せているのでしょうか。 「この紋所が目に入らぬか」とあの水戸黄門さんの家来、格さんが印籠をかざす姿が思い浮かびます。この紋所「三ツ葉葵」がこの仲間のカンアオイからきているとか。 写真下から2段目の右は花を切断したもの。雌しべの周りに花粉を付けた雄しべが見える。白い粉の付いた丸い3個の塊が雌しべの柱頭、縦の細長い白色ものが雄しべの葯。花(萼筒)の内側は格子状になっている。撮影した場所は、この花の基準産地にほど近い場所です。 ウマノスズクサ科カンアオイ属。撮影日:1月28日、3月20日 |
絶滅危惧U類 | |
徳島県レッドデータブック | 準絶滅危惧 |