ナベワリとシコクナベワリ
ナベワリ |
シコクナベワリ |
ナベワリ 花被片4個のうち外側ものが内側のものよりも大きく、なかでも外側の1個が特に大きい。 シコクナベワリ 50m位離れた場所に咲いていたものです。上のほうは花被片がほぼ同じ大きさですが、下のほうは内側の2個が外側に比べやや小さい。かといって、左のナベワリほど大きさの違いはありません。 |
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ナベワリ 横からと後ろから見たもの。花被片は縁がわずかに反り返る。 シコクナベワリ 後ろから見ると花被片の4個がほぼ同じ大きさ。花被片がわずかに反り返っているのが見えます。 |
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ナベワリとシコクナベワリの葉 シコクナベワリは、「葉のふちに不規則な細かい鋸歯」があるとありますが、どうでしょうか。あるようにも見えますが。 |
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シコクナベワリの花糸は、「細長く、わずかに湾曲」するとあります。上の写真の花の花糸を無理矢理拡大してみました。→→ ナベワリの花糸は残念ながら花被片に隠れ、拡大できませんでした。 |
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葉は、まだ水平に展開する前です。 |
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ナベワリ 「舐め割り」が転化してナベワリ。葉が有毒で舐めると舌が割れると云うが、噛んでみましたが、さほど感じませんでした。黄緑色の花を下向きにつけます。花被片4個のうち外側の1個のみ大きい。 ビャクブ科ナベワリ属。撮影日:5月3日、5月29日、6月2日 シコクナベワリ 従来、ナベワリとされていたものをシコクナベワリとして最近発表されたものです。ナベワリと違い花被片の4個の大きさがほぼ同じということです。また、花糸が細長く湾曲することや葉の縁に不規則な細かい鋸歯があるという。ビャクブ科ナベワリ属。撮影日:6月2日 ※ ナベワリもシコクナベワリも花は下向きに咲きますので花の撮影は大変です。斜面に咲いているものを探し、木の枝や石ころで全体を寝かせたり、花の下に枯葉などを差し込んで無理矢理に花の正面をカメラに向けて撮影しました。 参考図書:山に咲く花(増補改訂新版)山と渓谷社 |
シコクナベワリ |
環境省レッドデータブック | 該当なし |
徳島県レッドデータブック | 絶滅危惧TB類 |