シコクバイカオウレン
花弁の舷部はコップ状。 |
花柱が強く反曲する。 |
林床一面に広がって、たくさんの実をつけています。 高知県 5月2日 |
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四国梅花黄蓮。 今までバイカオウレン(ゴカヨウオウレン)とされていましたが、近年、バイカオウレンの変種としてシコクバイカオウレンと呼ばれています。シコクバイカオウレンの特長は、花弁の舷部(上部の先端の広がった部分)がコップ状であること。花柱が強く反曲することで四国以外のものと区別されるようです。四国以外のものは花弁の舷部が皿状で花柱は直立するものが多いという違いがあるそうです。白い花弁のように見えるのは萼片で本来の花弁は中心部に見える黄色の部分です。 高知県の平野部に大きな群落があり、2月頃に花を咲かせますが、徳島県のものは標高1800m位のところに生育し、5月の初旬頃に花を咲かせます。このように平野部から高い山まで分布しますが、徳島県ではどこにでも見られるものではなく、場所も極く限られていて非常に興味深い分布をしています。 キンポウゲ科オウレン属。撮影5月4日 |
該当なし | |
徳島県レッドデータブック | 絶滅危惧TA類 |