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アキタスズムシソウ
(セイタカスズムシソウ)

アキタスズムシソウ
@-1 2008年6月1日撮影
アキタスズムシソウ
A-1 2017年7月2日撮影
アキタスズムシソウ
@-2 2010年6月1日撮影
アキタスズムシソウ
A-2 2017年7月2日撮影
 セイタカスズムシソウと呼ばれていましたが、近年、四国などに産するものはアキタスズムシソウとされ、スズムシソウの仲間はスズムシソウ、セイタカスズムシソウ、アキタスズムシソウの3つに分類されました。
 アキタスズムシソウは、セイタカスズムシソウに比べ、唇弁が小さくて、側萼片が広いそうで、セイタカスズムシソウの方が花序の花がまばらだそうです。また、唇弁の縁が全縁なのがセイタカスズムシソウでアキタスズムシソウは細鋸歯があるとされています。
 @-1と@-2は撮影日は違いますが同じ場所(標高約980m)でA-1とA-2は同じ場所(標高約1100m)で撮影したものです。咲いていたところの標高は、ほとんど変わりませんが、開花時期が1ヶ月も違うのが気になります。周辺の環境条件にある程度左右されるのでしょうか。
 @の花は、盗掘によりすでに消滅し、Aも環境の変化なのか減り続け数株残すのみで危うい状況になっています。まさに花との出会いは、一期一会です。
ラン科クモキリソウ属

 
花を拡大してみました。
アキタスズムシソウ
@-3 2008年5月25日撮影
アキタスズムシソウ
A-3 2019年7月6日撮影
アキタスズムシソウ
B-1 2021年6月5日撮影
アキタスズムシソウ
@-4 2008年5月25日撮影
アキタスズムシソウ
A-4 2019年7月6日撮影
アキタスズムシソウ
B-2 2021年6月5日撮影
 @-3と@-4は上の@とA-3とA-4は上のAと同じ場所で咲いていた花です。B-1とB-2は、別の山の石灰岩地のザレ場に咲いていたものです。横顔を比べてみると@は、唇弁の両端が下方に少し折れ曲がっていまが、AとBはフラットに見えます。
 四国には、従来から2つのタイプがあるといわれてきましたが、そのタイプの違いなのか、それとも個体の変異のうちでしょうか?
 これらの写真では小さすぎて分かりませんが、元画像ではいずれも唇弁にギザギザが見えます。
 なお、2つのタイプについては、T氏のホームページ「四国の野生ラン」に詳しい。

 
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クモキリソウ
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ジガバチソウ
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スズムシソウ
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セイタカスズムシソウ(アキタスズムシソウ)
環境省レッドデータブック 該当なし
徳島県レッドデータブック 絶滅危惧IA類

 

 
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こうちゃん
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