タマミズキ&イイギリ
人家近くにある渋柿は2〜3日冷え込んだ後、甘みが増したのでしょうかムクドリが来てすぐに食べ尽くしてしまいました。 すっかり葉を落とした冬枯れの林ではタマミズキとイイギリの赤い実がひときわ目立ちます。餌の少ない冬なのになぜか野鳥には人気がないようでいつまでも残っています。少しは食べるようですがまだ食べているを見たことがありません。きっと余り美味しくないのでしょう。 でもこれらの樹々が離れたところに点在しているのは、渋柿のように一度に食べ尽くされてしまわないよう制限するため、わざと不味くして少しずつ広く種子を蒔いてもらう巧みな繁殖戦略でしょうか。 |
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タマミズキ | イイギリ |
両者はよく似ていますが、タマミズキの実は群がってつき、イイギリの実はブドウの房のように着いています。 | |
タマミズキ 樹高は10mを超え花は目立ちませんが、実の時季は存在感があり目を楽しませてくれます。昔流行った「5時から男」でなく「冬から男」?雌雄異株ですから「男」ではないですよね。 モチノキ科モチノキ属。撮影日:2014年1月11日 |
イイギリ 飯桐。桐の葉に似て葉が広くご飯を包んだことから、このような名がある。樹高10〜15m、雌雄異株 イイギリ科イイギリ属。撮影日:2014年1月7日 |