タシロラン
薄暗い林内の落ち葉の間からニョッキリと。高さは48cmありました。花姿はまるでテルテル坊主のようで梅雨時にぴったりの花です。茎には膜質の鞘状葉が見える。 |
左は茎も子房も茶色味が強いタイプで、右は白味が強いタイプです。 |
花の拡大です。正面からと側面やや上から撮っています。白い唇弁に点々と紫色の斑点が見える。 |
早熟のようで上の方は花が咲いていますが、下の方は既に実になっています(写真左)。写真右は既に花が終わり、子房が膨らみ、割れ目から種子がこぼれています。 |
熱帯から亜熱帯域を分布の中心とし、日本では本州(関東以南)、四国、九州、琉球に分布する。温暖化のせいでしょうか、最近各地で発生しているようです。葉緑素を持たない腐生ランです。 ラン科トラキチラン属。 撮影日:7月11日 |
準絶滅危惧 | |
徳島県レッドデータブック | 絶滅危惧U類 |