早池峰山・薬師岳に咲く花 PartU
〜7月16日、17日〜
PartUでは、早池峰山頂から小田越登山口までの間、薬師岳と早池峰神社までの林道で見られた植物や野鳥などをご覧下さい。 早池峰山は蛇紋岩、一方の薬師岳は花崗岩でそれによる植物の違いも興味深いところです。 |
小田越登山口から見た薬師岳 |
ホシガラス: 亜高山から高山帯に棲む。ハイマツの実などを食べる。 |
ウソ: 四国では冬鳥として飛来します。 |
薬師岳山頂からの眺望 |
花の山、早池峰山。いつか登ってみたいとあこがれていた山です。オニシモツケ、センジュガンピ、ミヤマオダマキ、ミヤマアズマギク、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ等々、登るにつれて次々と花が現れ、苦しい登りも忘れさせてくれます。初見の花も多く、写真撮るのに大わらわです。 頂上近くまで登るとこの山を代表する花ハヤチネウスユキソウが咲き、下ではすでに実になっていたチングルマもまだ花をつけて我々を待っていてくれました。下る途中ではホシガラスがしきりに鳴き交わしていました。 翌日は小田越登山口から薬師岳へ。岩陰の暗いところではエメラルド色に光るヒカリゴケを見ることができました。わずかな環境の変化にも敏感で生育地の乾燥化などで減少し続けているという貴重な苔植物です。 また、ハイマツの下にはリンネソウが咲いているのを見ることができて感激しました。2日間とも好天に恵まれ東北の山の花を満喫してきました。 時期を変えて何度も登ってみたくなるそんな魅力のある花の山です。 左の写真は花巻市大迫町にあるガラス体験工房「森のくに」で購入したハヤチネウスユキソウをあしらったグラスです。冷やした東北の地酒(大吟醸 てづくり七福神)をこのグラスで飲みながら今回の山行の写真をながめているときは、まさに至福のひとときです。 |
震災で大きな被害を受けた方々のことを考えると、こんな時期に東北地方での花見の様子をページアップすることがはたしてよいのかどうか正直迷いました。 |