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花雑記

 

     ちょっと変な花の名前あれこれ     

ママコノシリヌグイ

鋭いトゲが。


ママコノシリヌグイ

継子の尻拭。
道ばたに咲きます。なんとも強烈な名前だと思いませんか。
茎や葉の裏には下向きの鋭いトゲがあります。ちょっと手で触っても痛い。こんなもので尻を拭いたらさぞや痛いでしょう。
継母はそれほど継子が憎いのでしょうか。名付けた人は凄い発想の持ち主だと思いませんか。
でもこの植物にとってはこの棘で他の植物に絡みつき、這い上がって日光を受けるのです。
小さな花に近づいて見ると名前に似ずとてもかわいい花です。春から秋にかけて咲きます。
(タデ科)



ヘクソカズラ

屁糞葛。
野原で見られます。夏の終わり頃に咲きます。
名前を聞いただけで臭ってきませんか。
確かにこの植物の葉などを揉んでみるといやな臭いがします。
でもちょっとかわいそうな名前ですよね。
よく見るとかわいい花です。花がお灸(やいと)に似ていることから、ヤイトバナとも呼ばれます。
「名前を替えてくれ〜」という悲鳴が聞こえそう。

別名で「早乙女花」と言うそうです。「鬼も十八,番茶も出端」どんな花でも年頃は良いですよね。
(アカネ科)

ヘクソカズラ
可愛いでしょ。


ヨグソミネバリ

桜の木に似た樹肌。

ヨグソミネバリ

夜糞峰榛。
臭くて汚い話の連続です。幹を傷つけて臭いをかぐと
サロメチールの臭いがします。
そう、あの「サロンパス」の臭いです。
私にはよい匂いに思うのですが?
名前を付けた人はこの匂いをあの臭い匂いに感じたのでしょうか。
山に生える大木でアズサ、ミズメとも言う。
木肌が桜の木に似ています。
(カバノキ科)


バクチノキ

博打の木。
だんだん臭ってきたので少し話題を変えて。
大きな木です。木肌は独特の色をしています。樹皮がはがれ落ちてそのあとが黄色味がかった褐色になります。
どこからこんな名前が付いたのでしょうね。私の勝手な想像では借金で首が回らなくなってこの木で首でも吊ったのでしょうか。
本には樹皮がはがれ落ちるのをバクチに負けて裸になるのになぞらえたとしている。
あなたならどう思います?やはり先人はセンスがある?
(バラ科)

バクチノキ

独特の幹の色。


ウバユリ

ウバユリの実。


ウバユリ

姥百合。
方言名にはババユリ、ボウズユリなど。
何れにしても悲惨な名前。
夏の暑い時分、登山道脇の林の中でよく見ます。
名前の由来は娘がお年頃(花の頃)には育ての親の歯(葉)が無いのでということらしいのですが。
名前の所為でしょうか決してきれいな花とは思いません。ただ大きくて暑苦しく薄汚く思うのは私の偏見でしょうか。
 
ちなみに角川国語辞典によると「姥桜」とは、「お世辞にも若いとは言えないが、
まだまだ女盛りといえる女性」とか。

「私だって花も実もつけますよ!」という声が聞こえてきそうです。
(ユリ科)



ハシリドコロ

走野老。
猛毒植物。山地に生える。
芽出しの頃、柔らかくみずみずしい感じがします。
そんな感じが他の山菜と間違えて食べて中毒するようです。
名前のいわれは幻覚におそわれ、走り回って苦しむからとか。怖いですね。全く姿からは想像できません。
種類は違いますが早春に咲く福寿草は強心剤として用いるそうですが、誤用して命を落とす人も毎年のようにあるとか。
とかくきれいな花には毒(棘)がある?
くわばら、くわばら!
(ナス科)

ハシリドコロ

地味な深紅の花をつけます。


ヌスビトハギ

目が二つ

ヌスビトハギ

盗人萩。
山野に生える。
物騒な名前です。「抜き足」「差し足」「忍び足」。
実が泥棒の足跡に似ているからとか。
私には盗人の目に見えるのですが。
名前を付けた人は花だけでなく実まで本当によく観察していると感心します。これとは別に帰化植物でアレチヌスビトハギがあります。こちらはこの目が2〜4個つながっています。
 
国産は職人肌の鼠小僧次郎吉、舶来はさしずめ集団ギャングといったところ?古いな〜

(マメ科)

アレチヌスビトハギ

目が四つ


ハキダメギク

掃溜菊。
道ばた、空き地に咲く。
掃き溜めって解る?今は清掃車がゴミを回収に来るからそんなの見ないですよね。
これはかわいそうな花。「私っていらない子?いくらなんでも掃き溜めだなんて。よく見てよ。アップにすると可愛いんだから。
花が小さいからっていじめないで。ブツブツ」
・・・(花の独り言)
まあ、役場へ行って改名っていう手も。
(キク科帰化植物)

ハキダメギク

ちょっとお茶目な女の子。


オオイヌノフグリ

「星の瞳」と呼んでくれる人もいるの。

オオイヌノフグリ

大犬の陰嚢。
畑や道ばたに咲きます。
これはまた気の毒な名前。実が犬のふぐり(睾丸)に似ているからって。
大きいことはいいことだ〜い。
春先まだ風が冷たい頃に小さなルリ色の花を咲かせます。早春の花の代表選手です。
名前とは似ても似つかない可愛い花です。
(ゴマノハグサ科帰化植物)



キツネノマゴ

狐の孫。
野原や道ばたに生える。
どこからこんな名前が出てくるのか。花がキツネの尾に似ていて小さいとか。しかし、その発想がユニークです。キツネノヒマゴという名前もあると聞いて笑ってしまいます。人とは勝手なもので花の名前にキツネとかイヌを付けます。
 
「キツネ」は人間にとって毒あるから。キツネノボタン、キツネノカミソリなど何れも有毒植物。
「イヌ」とは人間にとって役に立たないから。イヌゴマ、イヌビエ等ゴマやヒエに似るが食用にならないから。(キツネノマゴ科)

キツネノマゴ

どこがキツネ?



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こうちゃん
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