盛夏。今年は梅雨も早く明け、毎日毎日うだるような暑い日が続いています。そんななか、キキョウやオミナエシが咲き始め、モズの高鳴きを時折耳にすると静かに季節が秋に向かって進んでいるのを感じます。 |
盛夏。今年は梅雨も早く明け、毎日毎日うだるような暑い日が続いています。そんななか、キキョウやオミナエシが咲き始め、モズの高鳴きを時折耳にすると静かに季節が秋に向かって進んでいるのを感じます。 |
忍法クモ隠れの術
薄暗い湿気の多い常緑樹林の中、蚊と噴き出る汗と戦いながらムヨウランを探していたときに、木の間から差し込む日の光に浮かび上がったクモの巣です。 コガネグモの仲間は巣にX字形の白い帯をつけることが多いという。クモが姿を隠すためで「隠れ帯」と言うそうです。誰かさんの仕事中の得意技、忍法クモ隠れの術です。 最近の研究では、一部の昆虫は紫外線に対して高い感受性を持つことから、その性質をクモが利用してX字形の文様が紫外線を反射させて獲物を引き寄せ、捕獲率を上げているらしい。 撮影:徳島県牟岐町 7月23日 |
猫とマタタビ
↑下向きに花をつける。徳島県 脇町 6月21日 |
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↑葉が白く変色し花が咲いたことを知らせる。 |
↑白い葉の表です。 |
マタタビ。 先日(8月2日)通りかかった標高1200m付近ではまだマタタビの葉が白く光っていましたが、里では少し時期外れのマタタビです。梅雨時の花の咲く頃、葉を白く染めたマタタビを見かけます。花は写真のように葉に隠れるように下向きにつけます。花粉の媒介者を呼び寄せるためでしょうか、粉を吹いたような白い葉をつけて周囲に存在感をアピールしています。 マタタビ科マタタビ属 |
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猫とマタタビ。 マタタビのツルに近寄ってきた野良猫。(写真左上) 黒い猫は完全に酔ってますが、もう一匹の方はややしらけ気味。(写真右上) も〜う酔っぱらってフニャフニャで〜す。(写真左) 猫がマタタビに反応するかどうかはかなり個体差があるようです。或いは実の方が良く効くかも。 |
フクロウの子育て・・・その後・・・
↑フクロウ雛。 5月16日 姿を隠したと思ったらしばらくして外をキョロキョロ。見回してはまた引っ込みます。ときにはうつらうつらしながら親が餌を運んでくるのを待っています。 これが雛を見た最後です。巣立ちの様子を見ることは出来ませんでした。 |
↑巣に飛び込む親。 5月15日 お尻を向けてごめんなさ〜い。さすが猛禽類、鋭い爪です。それまで警戒音を発していた親が巣に一直線に飛び込みました。一瞬の出来事です。 |
↑親。 5月17日 巣から50m程離れた木に止まって巣の方を見つめる親。この後に巣立ったのでしょうか、この日以来、親も雛も見ることはありませんでした。 翌日、林の奥の方から成鳥の鳴き声が聞こえたのできっと親子で林の中を移動していたのでしょう。 |
↑アオバズク。 5月18日 数日前から時折姿を見せていたのですが、フクロウが巣立つと同時に入れ替わってアオバヅクのペアがやってきました。 片方がフクロウが使っていた巣に出入りする間、相棒はじっと近くの木で見守るように止まっています。 昼の間は木の枝にじっと止まっていることが多いのですが、夕闇が迫る頃になると周辺をものすごいスピードで飛び交います。昼の様子からはうかがい知れない生き物の生態です。 入居者が直ぐ入れ替わり大家さん大繁盛と思ったのもつかの間、2〜3日でアオバズクは姿を消してしまいました。この木の枝の先にはテンがしきりに出入りする穴があり、アオバズクでは太刀打ちできなかったのでしょうか。 来年こそフクロウの巣立ちとアオバズクの子育てが見られることを・・・。 |
旬の花々 | ||||
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キソエビネ | アワゴケ | ナツツバキ | ||
カノコユリ | イシヅチカラマツ | サワルリソウ | ||
ムヨウラン | キリンソウ | シコクハタザオ | ||
イシダテクサタチバナ | コガマ | ハクサンシャクナゲ | ||