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旬の彩り。季節の小さな自然の営みを撮ってみました。

生きるということ


野山を歩いているとたくさんの生き物に出会います。ヤンマの羽化の瞬間、野鳥の子育てなど感動のシーンばかりでなく、図らずも命を落とす羽目になった無残なシーン等々です。厳しい自然界の掟を目の当たりにして、私たちに生きることのすばらしさ、生命の大切さを改めて考えさせてくれます。春から夏にかけて出会った生き物の「生と死」です。


 

「誕生」・・・コヤマトンボの羽化

コヤマトンボ1 コヤマトンボ3 コヤマトンボ5
AM11:58
羽化しているのを見つけました。
それから22分経過。
体がスリムにしっかりしてきました。
50分経過。
色も濃くなり羽根もしっかりしてきました。
コヤマトンボ7 コヤマトンボ9 コヤマトンボ10
1時間経過。
羽根を少しずつ動かし始めました。
1時間11分経過。
しきりに羽根を動かし始めました。
羽根を動かし始めてから約12分後、突然飛び去りヤゴの抜け殻だけが残されました。
・・・撮影:5月26日 大川原高原キャンプ場にて・・・

 

「保育」・・・キビタキの子育て

キビタキ雛3 キビタキ雛4 キビタキ雛6
親の気配に羽根をばたつかせ餌をねだる雛 どこからともなく現れた親が餌を与えます。 もっと、もっとと餌を欲しがります。
キビタキ雛20 キビタキ雛21 キビタキ雛22
黄色い大きな口を目一杯広げて餌をねだる。 親の頭が雛の大きな口の中へ。 何かの幼虫でしょうか餌が見えます。
キビタキ雛90 キビタキ雛91
貪欲に餌を求める雛に餌を運ぶ親鳥は大忙しです。 カメラに気づいたのかこちらを気にする親鳥。
キビタキ雛92
 目撃したキビタキの子育てはどうしたわけか雛が1羽だけでした。
他の雛はどうしたのでしょうか。残された1羽の雛に一生懸命に餌を運ぶ親鳥の姿は感動的です。
・・・撮影:6月18日 大川原高原にて・・・

 

「生き抜く生命力」・・・異国の環境に適応

ソウシチョウ1 ソウシチョウ2
ナルトサワギク
 
特定外来生物:ソウシチョウとナルトサワギク
 
 特定外来生物とは、元々居なかったものが、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物で生態系や農林水産業に被害を及ぼす恐れがあるため、法律(外来生物法)により野外で捕まえて持ち帰ったり、飼育・栽培・販売することが禁止されています。
 
 鳥類では、ソウシチョウなど4種、植物では、ナルトサワギク、アレチウリ、オオハンゴンソウなど12種が指定されています。
 
 それにしても遠い外国から来たものが日本の環境に適応して、しかもその数を増やしているのをみると生命力の強さに驚きます。
 写真のソウシチョウはテンニンソウの中で10羽くらいが群れて餌を捕っていました。地鳴きはクツワムシが鳴いているような騒がしい声です。
 図鑑によるとさえずりはクロツグミに似ているそうで、春にクロツグミの鳴き声と思っていたのは、このソウシチョウのさえずりを聞き違えていたのかも知れません。
ソウシチョウ   撮影:8月23日剣山にて
ナルトサワギク  キク科キオン属 撮影:08年11月12日

 

「死」・・・自然界の掟・弱肉強食

冬虫夏草1
冬虫夏草3 冬虫夏草2
冬虫夏草 カメムシタケ
 冬虫夏草とは、キノコのことで昆虫などに取り付いた後、宿主を殺し、その宿主の体を栄養源として成長します。
 漢方薬として名高い冬虫夏草の名の謂われは、夏は草に冬は虫になると信じられたことによる。写真の冬虫夏草は、カメムシタケです。カメムシタケは、地生型といわれるもので地中に埋もれた宿主から発生したキノコです。
 このカメムシタケは神社の境内の落ち葉が積もった場所で見たものです。カメムシの肩の辺りから伸びた黒い針金状の柄とその先端に赤い色のキノコの頭部が見えています。昆虫にとっては取り付かれたら最後、あとは死を待つだけの運命です。
・・・撮影:8月12日・・・
巣から落ちた雛 サトジガバチ
巣から落下した?ヒナ
 羽根がまだ生え揃っていません。巣立ち雛ではなさそうです。早くもアリが寄って来ており、噛まれて息も絶え絶えといったところです。
 周りに親鳥がいないか探しましたが、既に諦めたのか姿はありません。木に止まることもできない幼い雛です。体もかなり弱って保護も難しい状態でした。可哀想ですがこれも自然の掟でしょう。
・・・撮影:5月26日 大川原高原にて・・・
 

 
狩りバチ(サトジガバチ)と餌の幼虫
 自分の体の2〜3倍もある蛾か何かの幼虫を咥えて大奮闘中です。青虫は麻酔が効いているのか動きません。
 獲物が大きく重すぎるので何度もひっくり返りそうになりながら凸凹した地面を巣穴へ運んでいます。暑い日差しの中でまさに汗みどろの大仕事です。
 見ているほうが暑くてたまらず5分足らずで退散しました。残酷なようですが、狩るもの、狩られるものの微妙なバランスが生態系を支えているのでしょう。
・・・撮影:7月19日 美波町にて・・・

 

 
旬の花々
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テンニンソウ yohaku ヤマブキショウマ yohaku ヒカゲミツバ
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クサアジサイ yohaku ホソバシュロソウ yohaku カノツメソウ
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キンゴジカ yohaku ホンゴウソウ yohaku オオバギボウシ
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こうちゃん
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