[Top] [プロフィール] [スライドショー] [スライド・ピンクに染まる西赤石山] [花の検索] [スライド・春を彩る花々]
[スライド・高山の夏に咲く花] [サイトマップ] [季節の花] [花雑記] [花雑記PARTU] [絶滅危惧の花々]
[絶滅危惧の花々PARTU] [徳島のランの花] [徳島のランの花PARTU] [小鳥のつぶやき]


 

 

 
旬の彩り。季節の小さな自然の営みを撮ってみました。

・・・夏の思ひ出・・・


 今年の夏、マスコミを賑わしたのが熱中症。
「酷暑」「熱帯夜」・・・そんな言葉を聞くだけで頭がクラクラしそうな今年の夏でした。さすがに9月に入ると朝夕に吹く風は少し涼しく感じられます。モズの高鳴きも秋の虫の声も聞こえ始めました。そんな今年の夏に出会った生き物たちです。


 

 

蝉時雨

余白
クマゼミ クマゼミ
 西日本の夏を代表するセミです。梅雨も明け、この蝉が鳴き出すとこれから訪れるであろう暑い夏が思いやられます。
 ニイニイゼミは朝の暗いうちから鳴き出しますが、この蝉はそれに少し遅れて鳴き始めます。
 鳴き始めると大変!カンカン照りの日中、ただでさえ暑いのにこの鳴き声を聞くといっぺんに汗が噴き出します。
 たくさんのクマゼミが鳴き競うと、これはもう騒音としか言いようがありません。でも、秋になり鳴き声が聞こえなくなるとちょっと寂しく感じるのは私だけでしょうか。
 
クマゼミの鳴き声
 残暑がことさら厳しいなか、蝉の鳴き声で、また夏がぶり返す?
余白
アブラゼミ
 この録音ではジィッ、ジィッ、ジィッと鳴き始め、ジリジリジリ、ジジジと鳴いています。クマゼミは平地で多く見られますが、この蝉は平地から少し高い山地にも棲みクマゼミより生息域が広いようです。油紙のような翅が特長です。
 
アブラゼミの鳴き声
アブラゼミ
余白
ヒグラシ ヒグラシ
 この蝉のシーズンは夏の終わり頃のイメージがありますが、夏の初め頃から鳴き始めます。主に朝夕に鳴きますが、薄暗い林の中では日中でもよく鳴いています。一頭が鳴き始めるとその周りからまるで湧き上がるように次々と鳴きだし、まさに「付和雷同」の典型です。
 
ヒグラシの鳴き声
余白
ミンミンゼミ
 胴短胴太?の体型ですが、翅が大きくきれいな蝉です。9月に入ってクマゼミの声がほとんど聞こえなくなっても盛んに鳴いています。
 8月の上旬でしたが、東京の公園では、この蝉が競って鳴き、クマゼミは数えるほどしか鳴いていませんでした。こちらでは反対に公園ではクマゼミが鳴き競い、ミンミンゼミは山や林の中で鳴いています。
 
ミンミンゼミの鳴き声
ミンミンゼミ
余白
ツクツクボウシ ツクツクボウシ
 よく似た上のミンミンゼミと体型を比べてみて下さい。ツクツクボウシは左の写真のように胴が長く、幅もスリムです。胴短胴太?のミンミンゼミとは異なることが分かります。
 9月の声を聞くと、それまで鳴いていたクマゼミに入れ替わってツクツクボウシの大合唱です。
 
ツクツクボウシの鳴き声
余白
ニイニイゼミ
 ミンミンゼミやツクツクボウシのように、すぐそれと分かる鳴き声でなく、虫が鳴くような(んっ・・・?)抑揚のない声で鳴きます。高い金属音で「ニイニイ」とは聞こえません。鳴き声は8月の末にはほとんど聞こえなくなります。
 前翅は透明な翅に褐色のまだら模様で後翅は黒色で透明部分が少ない。公園の桜の木などでよく見られ、警戒心も少なく簡単に捕らえることができます。
 松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入蝉の声」は、この蝉の声と言われています。
 
ニイニイゼミの鳴き声
 

 
画像はありませんが・・・・
コエゾゼミの鳴き声
 録音したのは剣山標高約1500m位のところです。
 
エゾゼミの鳴き声
 録音したのは風呂塔登山口下方、標高1100m位です。上のコエゾゼミとよく似ていますが、聞き比べると微妙に違います。また、実際に聞くとエゾゼミの鳴き声のほうが声も大きく迫力があります。
 
エゾハルゼミの鳴き声
ニイニイゼミ
余白


 
真夏の海岸にて

余白
ルイスハンミョウ ルイスハンミョウ
 海浜性で河口の干潟などの限られた場所で見られます。真夏の海岸で強い日差しに照りつけられながら撮りました。動きが敏捷でなかなか上手く撮ることができません。
 埋め立てなどによる生息地の消滅により絶滅の危機に瀕しています。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧2類(VU)に指定されています。
徳島市 8月15日
環境省カテゴリー 絶滅危惧U類
徳島県カテゴリー 準絶滅危惧
余白
エリザハンミョウ
 夏は恋の季節です。いくつものカップルが子作りに励んでいました。上のルイスハンミョウと同じ場所で撮りました。体長はルイスハンミョウに比べ一回りも二回りも小さなハンミョウです。
徳島市 8月15日
エリザハンミョウ
余白
ナミハンミョウ ナミハンミョウ
 こちらは平地などで普通に見られるハンミョウです。美しいハンミョウで見る角度によって写真のように模様の色が違って見えます。肉食で生きた昆虫を捕まえて食べたり、時にはそれらの死骸も食べる。
 
みちおしえ[道教え・路導]ハンミョウの俗称。道路に沿って、人の歩く前を飛ぶのでいう。(広辞苑第六版)季語は夏。
余白
ウミガメの足跡
 大海原へ向かって一直線の足跡。ここは砂浜が狭くてすぐにコンクリートの防波堤に突き当たります。無事産卵できたのでしょうか?それとも諦めて海へ戻ったのでしょうか?高知県東洋町字ヤイチコバ
8月17日
 
 ヤイチコバとはどのような意味由来があるのでしょう。ネットで調べてみましたが分かりません。他にも東洋町にはヲリツキ、ヲチズ、チャエンなどの名前がでてきました。地名はここに限らず地元の人以外には分かりづらいですね。
 では、ここでクイズです。大阪の地名ですが、「放出」、「杭全」は読めるでしょうか?近畿地方以外に住んでいる人にはなかなか読めないでしょうね。
・・・回答はこのページの一番下です。・・・
ウミガメの足跡
余白

いきものとの出会い


ニホンリス ニホンリス
 ちょうど風通しの良い場所に差し掛かったので一休みしていると近くで遊んでくれました。あっちの木に登ったり、こっちの木に登ったり動きが敏捷でピントを合わせるのに苦労しました。タイワンリスと違い、腹の毛が白いのがニホンリスの特長です。
大川原高原 8月27日
余白
クモに捕まったツクツクボウシ
 蝉が網にかかったときは、羽根を打ち振るわせて必死で脱出しようとしていました。網が大きく揺れて今にも逃げおおせるように見えましたが、そのうち力尽きたのかおとなしくなりました。
 すると上のほうからジョロウグモがスルスルと降りてきてお尻のほうに食いつきました。
 自分よりも何倍も大きな相手ですが、見事な狩りでした。それにしてもクモの巣の粘着力はすごいです。 
神山森林公園 8月23日
クモの巣に掛かったツクツクボウシ
余白
モートンイトトンボ モートンイトトンボ
 モートンとは変わった名前ですが、イギリスのトンボ学者に由来する名前だそうです。
三好市池田町 7月10日
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
徳島県カテゴリー 絶滅危惧T類
余白
テンでしょうか。
 一瞬の出会いでした。こちらの足音に驚いたのでしょうかゴソゴソッと音がしたかと思うとサッと走って遊歩道の杭からこちらを見ています。
 なかなか可愛い顔をしているではありませんか。たまにはこんな出会いもうれしいですね。
 神山森林公園 8月27日
余白
振り向いてちょうだ〜い!
 ♪泣いているのか 笑っているのか うしろ姿の すてきなあなた 
ついてゆきたい あなたのあとを ふりむかないで・・・♪
 そんな歌がありました。知っているって。人生長くしてますね。もうしばらくです!?頑張りましょう。
 そう、今と違ってあの頃は若かった。昭和40年頃のリンスのコマーシャルソングです。でも、このシーンではもう一度振り向いて欲しかった。 
 神山森林公園 8月27日
余白
アカハラ
 もう8月も末だというのにさえずってくれました。この時期になると小鳥たちのさえずりもほとんど聞こえなくなり、寂しくなります。
剣山 8月22日 
 
アカハラのさえずり
 離れた枯木で鳴いていたため音量が小さいです。
アカハラ
余白
ソウシチョウ ソウシチョウ
 他の野鳥は繁殖期が過ぎ、鳴き声が聞こえなくなったこの時期でもこの鳥だけは賑々しく、あちこちでさえずっています。数年前よりもかなり増えたようです。また、他の山でもよくこの鳴き声を耳にします。
 余り増えすぎると元々あった生態系に影響を与えるのではないでしょうか。特定外来生物に指定されています。
剣山 8月15日
 
特定外来生物に指定されるとは、
 外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から外来生物法によって指定され、指定されるとそれらの飼育、栽培、保管及び運搬することや野外へ放つこと、植えることなどが禁止されます。
 
 
ソウシチョウのさえずり
余白

 

 

・・・旬の花々・・・

余白
オオカラスウリの花
オオカラスウリ('10.08.14)
余白
アゼオトギリの花
アゼオトギリ('10.08.19)
余白
グンバイヒルガオ
グンバイヒルガオ('10.08.29)
余白
クロクモソウ
クロクモソウ('10.08.22)
余白
オオナンバンギセル
オオナンバンギセル ('10.08.13)
余白
チャボツメレンゲ
チャボツメレンゲ('10.08.08)
余白
ヒメヘビイチゴ
ヒメヘビイチゴ('10.08.01)
余白
ヒメヘビイチゴ
カキラン('10.07.25)
余白

・・・ 雷鳴です。 ・・・


音声は、「雷鳴です。」をクリックして下さい。

 10畳前後ある東屋で突然の雷雨を避けていたときの録音です。雷の音や土砂降りの雨の音、パチパチという雹の音が聞こえます。
 
 この音声は雷雨がまだひどくならない頃に録音したもので、このあとバリバリッと地面が揺れそうなものすごい音が頭上、右から左から、前から後ろから聞こえ、あたり一面、まだ3時半過ぎというのに夕暮れ時のように暗くなり、稲光がひっきりなしにして録音するような余裕がありませんでした。
 
 最初1cmくらいであった雹が段々大粒になり、3cmくらいになってきて、置いてきた車のフロントガラスが割れないか心配しました。風も強くなり屋根はあるものの壁がないため、周りから土砂降りの雨が入ってきます。
 
 バケツをひっくり返したような降り方といいますが、車まで50mくらいの距離ですが帰れません。小1時間ほど待ったでしょうか、それでも雷雨が弱まる気配がなく、無理やり車に引き返しましたが、傘も役に立たず全身ずぶ濡れの状態でした。
 
 帰る途中の沢は泥を含んだ濁流が渦巻いていました。もしも沢登りでもしているときであったらとゾッとしました。自然の怖さをまざまざと見せつけられた雷雨でした。
 上の写真のカキランを撮った帰りの出来事でした。 風呂塔 7月25日

余白
ヒメノヤガラ ツチアケビの実
ヒメノヤガラ('10.07.27) ツチアケビの実('10.08.13)
余白
ナツエビネ イヌタヌキモ
ナツエビネ('10.08.13) イヌタヌキモ('10.08.13)

 

 
・・・大阪の地名の読み・・・
「放出」・・・はなてん
「杭全」・・・くまた

 

 

 
前回までの旬の彩りへ
「秋編」 「初冬編」 「新緑編」 「盛夏編」 「初秋編」
「H20初冬編」 「冬の雑木林編」 「早春編」 「利尻島・礼文島編」 「生きるということ」
「キノコとアブラムシ」 「’09流行り言葉ア・ラ・カルト」 「萌えいずる春」 「梅雨の花々」 .

 

 
Top Pageへ Profileへ 花の検索表へ ランの仲間たちへ 絶滅危惧の花々へ
花雑記へ 季節の花へ 小鳥のつぶやきへ 森の動物たちへ 旬の彩りへ

こうちゃん
awa@yasousanpo.sakuraweb.com